近鉄バス百科
近鉄グループニュース
(2002年7〜9月版)
こちらでは、近鉄グループの2002年のニュースをお知らせします。
ニュース・情報がありましたら、BBSにどうぞお寄せください。こちらに掲載いたします。
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ニュースについて
近鉄グループ企業の2002年のニュースをお知らせします。なお、情報はなるべく正確に表示しますが、間違っている場合はご一報ください。
なお、近畿日本鉄道(以下近鉄本社と表記)の情報は、会社の経営に関係するものおよび重要なものに限り掲載します。大阪近鉄バファローズの情報についても、同様とし戦績などは省略します。近鉄バス・近鉄観光バスに関しては、こちらに掲載します。
本ページ記載のニュースは、個人的に調査したものです。各会社等に問い合わせることは、ご迷惑をかけますので、おやめください。(最終更新2003.1.1)
No.66 <9月29日> 福山通運、厚生年金基金を解散 福山通運(広島県福山市)は、厚生年金基金を9月26日付で解散したと発表しました。
近年の低金利で運用利回りが悪化する一方で、業務の外注化に伴う人員圧縮などで受給者比率が上昇、会社による掛け金の追加拠出も困難なったためです。
同社は退職給付引当金の取り崩しなどにより、2003年3月期に約140億円の特別利益を計上しますが、解散に伴う新たな予想修正はない見込みです。
同社の厚生年金基金は1972年8月に設立され、加入者は96年に約1万7600人まで増えましたが、その後は外注化や従業員の転籍などで2002年6月には1万2427人まで減少していました。
(参考:日経7/30)
No.65 <9月29日> 藤井寺球場閉鎖、Bu二軍はりんくうタウンへ? 近鉄本社は、近鉄藤井寺球場(大阪府藤井寺市)の2004年度閉鎖を決めたと明らかにしました。
藤井寺球場は南大阪線の前身である大阪鉄道によって、1929年に開業。1950年の近鉄パールス(現:大阪近鉄バファローズ)の本拠地となりました。ただ、ナイター設備が地元の反対もあって1984年まで設置されなかったため、その後は暫く大阪市内の日本生命野球場をメインとしており、ナイター設備完成以後、本格稼動していました。しかし、1997年に大阪ドームの完成で、本拠地を移し、以後は2軍を中心とした練習場がメインの使用で、収入も減少、また老朽化も進んだことから、閉鎖して跡地は住宅などに転用するものとしています。
なお、二軍の練習場は、大阪府泉佐野市の「りんくうタウン」に移転する可能性が示されています。
(参考:日経大阪10/11ほか)
No.64 <9月26日> 近鉄百貨店奈良店改装 近鉄百貨店奈良店(奈良市)は、9月26日改装工事を終え、オープンしました。
2、3階の婦人服売り場、4階の紳士服売り場、5階の家庭用品売り場と6階の子供服売り場を改装、高品質、高感度ブランドをそろえ、ファッションブランドの充実と、照明の強化などを行っています。総工費は約2億2000万円で、年間4億円の増収を見込む。
近鉄百貨店では阿倍野店に続いて2店舗目の導入となるラルフローレンの新規参入やリラックスタイムの充実をコンセプトに「ボディ&バスショップ」なども新設されています。
(参考:奈良新聞9/27)
No.63 <9月25日> 近鉄物流、DoPa利用の集配情報システム導入へ 近鉄物流(株)(静岡県駿東郡)は、NTTドコモのパケット通信「DoPa」を利用した集配情報管理システムを、カシオ計算機(株)(東京都)に発注しました。
今回、システムと車載用端末機4300台・3億円相当を発注、2003年9月までに端末を集配車2700台と定期運行車(支店間輸送車)1600台に搭載します。
DoPaは、携帯電話を使ったパケット通信システムのため、従来のMCA無線などに比べてエリアが広く、通信コストも低減される効果があります。
システムは、集配車にモバイルアークやDoPa通信クレードルを搭載し、カシオが製造するハンディターミナルを使って積み荷情報を入力。集配車からのデータはDoPaのネットワークに入って、ルーターから専用線で本社や支店に伝送されます。さらにこの情報を各支店・営業所に配信されるようになっています。また、車両側には文字情報も含めてデータが伝えられ、集配ルート途中で発生する荷物の回収や配送も可能となることで、定期便の効率もあがり、残荷低減とそれによる経費削減にも期待がもたれています。
(参考:日刊工業新聞9/25)
No.62 <9月13日> Bu、商号から近鉄の文字消える 大阪近鉄バファローズは9月13日、2003年1月1日をもって、商号を「株式会社大阪バファローズ」に変更、「近鉄」の文字を社名から外すことを決めました。
社名変更の理由について、永井充球団社長(近鉄本社副社長)は、「さらに市民に愛される球団づくりを行い、脱企業をはっきりさせることができる」としており、将来は他社や市民などにも株式を開放する可能性も一説には出ています。
なお、球団名は税法上、近鉄本社からの支援を受けられる体制を維持する必要から、引き続き大阪近鉄バファローズとします。
また、同時に中国上海の野球チーム「上海ゴールデンイーグルス」と業務提携していく方針も明らかしています。中国球団とはコーチ派遣や親善試合などの交流を行う予定で、米大リーグのロサンゼルス・ドジャースとの提携に続くものとなります。
(参考:スポーツニッポン9/14ほか)
No.61 <8月26日> スルっとKANSAI、ICカード化へ近鉄も参加 スルッとKANSAIでは、阪急電鉄(株)(大阪市北区)などが2003年から非接触式ICカードを導入することを決定していますが、近鉄も同様に導入を進めていくことを明らかにしました。同時に南海電気鉄道(株)(大阪市中央区)や阪神電気鉄道(株)(大阪市福島区)なども導入することを明らかにしており、これによって京阪電鉄(株)(大阪市中央区)を含めた関西5大手私鉄と大阪市交通局(大阪市西区)の6社局で共通して利用できるようになります。
規格については、「スルッとKANSAI協議会」(大阪市北区)の共通仕様とし、今後は2003年にやはり導入を予定しているJR西日本(同)との共通化も模索していく予定となっています。
(参考:日経大阪8/27)
No.60 <8月17日> 駅・施設の省力化へ新システム導入 近鉄本社は、10月から駅の省力化を目指して、「駅務機器遠隔監視制御システム」を上本町駅や阿部野橋駅のターミナルを初めとする駅で導入することを明らかにしました。
駅業務は現在、分社化などを行うことでコスト削減などを目指していますが、より効率化を図る目的で導入されます。
システムは、被監視駅の券売機や改札口を音声・映像インターホンなどで監視し、ADSL回線を使用して監視駅の事務所で制御するものです。
既に2000年に橿原線のファミリー公園前駅で平端駅を監視駅として運用をしていますが、10月から阿部野橋駅と上本町駅の一部改札口、さらに12月から南大阪線の尺度駅を監視駅として磐城と当麻寺の両駅を、大阪線の名張駅を監視駅として赤目口と美旗両駅での運用を開始します。
また、橋梁などの保守作業の省力化を目指して、「橋梁無人監視システム」を秋から、橿原線の佐保川橋梁で実験開始します。
こちらのシステムは、橋梁の亀裂箇所の変位を調べる計測装置とウェブカメラを設置、インターネットで雨量や震度を含むデータと映像を使って常時監視するもので、保守箇所の見極めをしやすくするものです。また、この情報は社内LANで保線区や運転指令などで共有するようになっています。
(参考:日刊工業8/22)
No.59 <8月17日> 近商、ダイエー西大和店跡に入居 奈良県上牧町にあるショッピングセンター「レインボープラザ西大和」に近商ストア(大阪市松原市)が9月28日から営業を開始することが分かりました。
同ショッピングセンターは、ダイエーがメインテナントとして営業してきましたが、同社の経営不振に伴い、5月末に撤退していました。
近商は、1階と2階の半分を使用し、この他現在も営業している100円ショップが面積を拡大、書店と衣料品店、家電量販店も入るとしています。
(参考:奈良新聞8/17)
No.58 <7月23日> 近鉄エクスプレスの2子会社解散へ 7月23日の取締役会において、(株)近鉄エクスプレスの連結子会社Kintetsu World Express Venezuela,S.A.(南米ベネズエラ)とKintetsu World Express De Colombia(同コロンビア)の2現地法人が解散することが決議されました。なお、2002年9月および03年3月の近鉄エクスプレスおよび近鉄本社の連結決算には影響ありません。
(参考:近鉄公式HP7/23)
No.57 <7月23日> 志摩スペイン村、汚泥脱水処理設備を導入 志摩スペイン村は、施設内のトイレや調理場、浴場などの排水を処理する汚泥脱水処理機を導入、7月18日に公開しました。
年間1200tの汚泥はこれまで海洋投棄していましたが、2007年からは廃棄物処理法の改定で禁止されることになったため、これに先駆けて導入、環境保全や経費節減を図ることしました。
設備は、近鉄本社が3500万円で7月10日に完成させたもので、多重円盤分離方式よって、1日に4.8tの処理ができます。汚泥は低速で回る多数の円板に通してさらに水分を絞り出し、スポンジ状の脱水ケーキになります。脱水ケーキは、昨年10月から稼動している生ゴミ堆肥プラントにて、バクテリアとあわせて肥料とし、村内の植栽の土壌改良剤に利用する計画を示しています。
これまでの海洋投棄は年間2000万円の経費をかけていましたが、この処理装置は年間500万円で稼動できるとしており、経費の削減効果も期待されています。
(参考:中日伊勢志摩版、讀賣三重版7/19、日経7/23)
No.56 <7月15日> 近鉄名古屋線八田駅付近の下り線高架へ切り替え 近鉄名古屋線の、近鉄八田駅(名古屋市中川区)付近の連続立体高架化事業に関し、下り線(四日市・津・中川方面)を2002年8月31日(土)から高架線に切り替えることになりました。すでに並行するJR東海・関西本線八田駅は4月7日に高架への切り替えが行われており、朝ラッシュ時の踏切遮断時間が36分から28分に減るなど、渋滞が改善されることになります。
高架化されるのは、黄金駅と八田駅の下り線で、8月30日(金)の深夜から切り替え工事を実施し、31日の始発から高架駅にて営業を開始します。
なお、八田駅については、JR八田駅と同じ位置に総合駅とするため200m東に移転し、上り線(名古屋方面)の完成までは、下りと上りで位置が異なることになります。八田駅は完成時には今と同じ2面4線構造になります。また、黄金駅も今と同じ2面2線で完成します。
(参考:近鉄公式HP7/15、讀賣名古屋版7/21)
No.55 <7月9日> 伊勢鳥羽志摩周遊券「まわりゃんせ」9月発売 近鉄では、2002年9月5日から、12月まで伊勢志摩の観光客利用喚起のため、新しい周遊券「伊勢鳥羽志摩スーパーパスポート『まわりゃんせ』」を発売します。
伊勢志摩への観光客は、ここ最近大幅に減少しており、近鉄特急の伊勢志摩方面の利用者も1994年の553万人をピークに現在では280万人とほぼ半減、志摩スペイン村の利用者も開業の1994年に375万人を記録した後は減少の一途で、2001年度はUSJの開業に押されて152万人と無残な状態になっています。
このチケットは4日間有効で、往復の近鉄特急運賃料金と、伊勢志摩エリア内の近鉄電車(特急含む)と三重交通グループバスのフリー乗車券、志摩スペイン村のパスポートをはじめ、鳥羽水族館や志摩マリンランド、神宮徴古館など24の施設に無料入場、さらに日通ペリカン便の荷物配送サービスも付いて、大人9,300円・こども5,100円の破格な周遊券となっています。
発売・利用開始は9月5日(木)から、発売最終日は12月23日(月・祝)、利用最終日は12月26日(木)となっています。
(参考:近鉄公式HP7/9)
No.54 <7月4日> 中川駅の地下駅舎化に着手 近鉄は4日、大阪線伊勢中川駅(三重県嬉野町)の地下駅舎化を発表しました。駅舎は現在地から南へ110m移動し、改札口を地下に設置します。また、駅の東西に連絡地下道を嬉野町が整備するのと同時に施行することになります。
現在は、駅には西口しかなく、東側の利用者は踏切を渡って駅に入っていましたが、地下に自転車と歩行者用の通路を設置することになったことから、通路に改札を併設することになったものです。
同時に改築される駅舎は、地下の改札・駅務室のほか、2・3階に事務所が設けられます。総工費は約5億7千万円で、うち近鉄が42%、町と町伊勢中川駅周辺土地区画整理組合が58%をそれぞれ負担することになっています。
工事は7月から着手し、駅舎は2003年末に供用を開始する予定で、全部の完成は04年3月となっています。
(参考:伊勢新聞7/5)
No.53 <7月5日> 大日本土木、民事再生法申請により破綻 近鉄グループのゼネコン(総合建設業)で、業界中堅クラスの大日本土木(株)(岐阜市、東証一部上場)が、7月8日に東京地方裁判所に民事再生法の申請をして、事実上の倒産をしました。負債総額は2711億円に達し、今年の倒産企業の上位に食い込みました。
大日本土木は1941年に設立され、1961年に近鉄系の関急土木と合併し、近鉄グループ入りしました。
バブル期に、ゴルフ場開発などを行った結果、大幅な負債を抱え込み、近年では建設不況も重なって経営が悪化していました。
なお、大日本土木の系列会社で、破綻の原因となったゴルフ場経営の多度軽井沢開発(株)と、岐阜市でホテルを営む(株)岐阜キャッスルホテル、多治見開発(株)など数社も相次いで自己破産しています。
(参考:朝日・東京7/6ほか)
No.52 <7月5日> 近鉄名阪特急に新型車、2003年春に登場 近鉄名阪特急(難波〜名古屋)に、2003年3月に予定されるダイヤ変更時に、新型特急車(21020系、名称「アーバンライナーnext」)を導入することになりました。
これは、既存のアーバンライナー21000系が登場から15年近く経過し、設備等が老朽化していることと名阪特急の利用者のてこ入れ策として導入するものです。
車両は6両固定編成で、21000系と同様の流線型の前面スタイルとし、カラーデザインなどを変更。デラックスカー1両(21000系は2両)とレギュラーカー5両(同4両ないし6両)を連結し総定員は302名。客席は全車禁煙にし、代わりにフリースペースに喫煙コーナーを2両に1ヶ所設けます。また、車内販売が廃止されているため、車販基地に代わり自動販売機を設置、トイレは女性用を新設、車椅子利用者のための設備も設けます。客席には『ゆりかご型』と呼ばれる新型座席を採用、さらにデラックスカーは電動リクライニングやパーソナルライトなども付加されます。車内両端には、モニターを設け、各種案内などを行うようになります。
性能面では、21000系の抵抗制御・全車電動車から、VVVFインバーター制御で電動車3両、付随車3両の構成になり、最高速度は130km/hとします。
この車両は、2002年9月にメーカーである近畿車輛(東大阪市)より出場し、高安車庫(八尾市)に搬入されており、11月ごろから試運転が開始される模様です。
なお、既存の21000系も、この新型車の登場後2003〜4年度に、同じ設備を持つ更新工事を順次実施、「アーバンライナープラス」に名称を改めていくとしています。
(情報:讀賣中部7/5、中日7/5、近鉄公式HP7/8・11/15、鉄道ファン2002年9月号ほか、12/19追加)
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