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近鉄バス百科 路線篇1(一般路線バス)
阪奈生駒線
(梅田〜稲田車庫前・JR住道/住道駅前〜生駒登山口)
御堂筋を走る阪奈線 2000.11.8
●運行系統 A/BはAが下り、Bが上りの経路
| 下り |
上り |
運 行 経 路 |
| 11 |
-- |
梅田→京橋→鶴見→浜南口→安田→大東新田→JR住道(土曜1便のみ) |
| 17 |
10 |
梅田−京橋−鶴見−浜南口(下りのみ)−稲田車庫前 |
| 16 |
住道駅前−寺川−大東橋/産業大学前−生駒登山口 |
●概要
近鉄はかつて多くの路線を、大阪都心へ乗り入れていました。、その中では、上本町発の枚岡線やあべの橋発の柏原線といった幹線もあり、利用者も多かったのですが、道路渋滞などで90年代以降減便を繰り返し廃止になっていきました。
現在、市内乗り入れ幹線で、かつて程ではないにせよ、唯一気を吐いているのがこの阪奈生駒線です。
とりわけ、大阪のメインターミナルである梅田に乗り入れているのは、大きな特徴といえましょう。
歴史的には、戦前に近鉄(当時は大阪電気軌道)が計画した四条畷線(京橋から住道を経て額田へ向かう)の鉄道計画が未成線に終わったことからバス路線として開設したもので、戦後には大阪のターミナルは京橋から天満橋、また梅田への延伸が行われました。
阪奈生駒線の名前の通り、かつては奈良や生駒山へも走り、1960年代には2階建てバスを使用して話題になり、利用者も多かったのですが、少しづつ縮小してゆき、1990年の地下鉄鶴見緑地線や1997年のJR東西線の開業で、利用者を奪われるなどし、天満橋や朋来住宅、機械団地ゆきなど多数あった枝系統(これらは住道線・若江線と称した)はなくなりました。
また、奈良方面へは直通が1995年まで運行、以降住道駅前からに短縮したものの、現在は運休しています。生駒山上方面も1995年のダイヤ変更で休止、梅田〜産業大学前直通も、15分間隔で運行していましたが、1995年以降大幅に減らされ、2008年4月以降は大阪市内折り返しが中心になっています。
なお、大阪駅北口・梅田〜安田は、大阪市営バスの36号系統が平行しており、現金客も多い路線です(実際には地下鉄割引・バス乗り継ぎ通算制の導入などで市バス利用者が多い)。スルッとKANSAI、近鉄バスカードも利用できます。
2009年より浜南口から稲田車庫前まで延伸され、初めて稲田営業所発着の路線バスが開設されました。
担当営業所は、稲田営業所です。
●運行ルート
梅田ののりばは、御堂筋沿いの、旭屋書店の並びにある「日興コーディアル證券」前にあります。大阪駅からは少し離れており、あまり利便性が良くないのが難点です。地下鉄谷町線の東梅田からはすぐの場所になります(7番出口利用)。なお、2003年7月からは高速バスの発着も始まりました。
(1997年〜2007年は大阪駅北口に乗り入れています。これは、利便性向上というよりも、梅田バス停が御堂筋上にあり、違法駐車が多いことで、同所で時間調整すると迷惑だと曽根崎警察の指導を受けたためです。駐車車両の撤去こそ警察の仕事の筈なのに本末転倒の気がします。その他にも複雑な事情があるようですが・・・。結局利便性は生かされなかった感じです)。
梅田を出ると御堂筋を下って、梅田新道で国道1号に入り西天満に達します。梅田行きは西天満で寺町通りへ進み、富国生命ビル向かいのバス停に到着します。
西天満からは、国道1号を直進、桜ノ宮橋で大川を渡り、かつての起点・東野田四丁目へ。起点だった当時はここに車庫がありました。そして、京橋。大阪環状線をくぐった先にあり、駅からは少し離れています。周囲は歓楽街になっています。放置自転車や違法駐車の多さには目を覆いたくなるほどで、乗り場が自転車で塞がれてしまうこともあります。その先で京阪本線をくぐり、国道1号が左に分かれる蒲生四丁目に。さらに直進、今福大橋に達します。バス停は橋のすぐ先に鯰江東小学校前があり、その次に今福大橋となっています。小学校前があとから設置されたためですが、変ですね。
横堤バスターミナルは、地下鉄長堀鶴見緑地線の横堤駅に連絡。諸口はかつての茨田(まった)営業所前。営業所が1990年開催の花博のための用地として大阪市に譲渡したため、不便な稲田営業所(現状で営業所へ行くバス路線がない)へ移転を余儀なくされました。浜南口、次が安田。ここで大阪市を出て大東市に入ります。なお、稲田車庫発着系統は、浜南口で旧中環に入り、中茶屋を経て稲田車庫前に到着します。
鴻池新田、八ヶ新田、大東新田、太子田(たしでん)といった、江戸時代の商人開拓新田地を進み、住道北口へ。生駒登山口方面直通は駅前に寄らず直進します。大東市役所を経て、寺川へ。JR住道発着系統は赤井で南側に折れ、駅南口に発着します。
生駒登山口行きは、ここで登山口方面と住道方面は大きく異なるルートを進みます。登山口方面は、寺川からは直進して阪奈道路へ。急勾配を昇って竜間へ。一方、住道方面は竜間から大きく南へ進み、中垣内(なかがいと)へ下りて行きます。坂の途中には不法投棄などが目に付き、上日下停留所もその被害に遭い、利用者も少なかったことから2001年7月に廃止されています。中垣内からは国道170号旧道を産業大学前を経て寺川にもどります。
竜間からは両方向とも同じ道をたどり、産業大学のグラウンドを左に見て、生駒登山口に到着します。
以遠、阪奈道路を東進して近鉄奈良へ、また信貴生駒スカイラインへ乗り入れて生駒山上へ達する系統もありましたが、現在は休止されています。生駒登山口では、スカイラインのゲート前でUターンして折り返します。
●車両
大型車が使われています。
●運賃
大阪市内(大阪駅北口・梅田〜中茶屋・安田)はおとな200円・こども100円均一(時折、市バスより高いのではと誤解されている方がいらっしゃいますが、そんなことはありません)です。
大阪市外は、安田〜住道駅前〜寺川・産業大学前/中垣内は特殊区間制、寺川/中垣内〜生駒登山口は対キロ区間制です。中茶屋〜稲田車庫前は100円の特殊運賃です。
主な区間では、梅田〜住道駅前が290円、梅田〜稲田車庫前が240円、住道駅前〜生駒登山口が440円。
また、大阪市内区間専用の昼割回数券(10:00〜16:00に使用可能)もあります。
●ダイヤ
現在、梅田においては、15〜20分毎に運行。JR住道行は土曜に1便のみ運行します。また、朝の上りのみ安田始発があります。これは稲田営業所からの出庫車が中央環状線経由で安田まで回送することで対応しています。
住道駅前〜生駒登山口は、1時間〜2時間に1〜2本程度です。
かつては、梅田のほかに天満橋もターミナルとしていた時代があります。また、内本町に郊外バスターミナルが設置されており、発着していたこともありました。また、生駒登山口以遠でも、梅田〜奈良直通が1995年まで1日1往復あったほか、休日には生駒山上行きが1時間おきに走っていました。正月には、生駒聖天ゆきも運転されるなど、行楽のあしとしても活躍していました。
●今後
JRへの転移、市バスとの競合などで苦しい状況です。
市バスに対して競争力をつけるとすれば、ノンステップバスや、簡易型であってもバスロケの導入、増発なども考えられると思います。また、大阪駅北口への全便乗り入れも強く希望するとともにターミナル停留所の整備は重要かと考えます。
また、市バスの民営化などの再編も現時点では出ているものの、実現は困難とみられており、せめて市バスと近鉄バスが共通で利用できるようなシステムを考えていただきたいものです。他の都市では普通に行われていることが大阪に出来ないのはそろそろ終わりにしてほしいものです。
とにかく、大阪市内幹線では唯一の存在になっただけに、これからもがんばって欲しいものです。
●路線の変遷
| 日付 |
内容 |
備考 |
| 1940年 |
鉄道路線建設を前提に東野田〜住道間にて開設 |
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| 1959年 |
本町四丁目・天満橋〜奈良公園間(阪奈道路経由)を開設 |
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| 1961年5月 |
梅田へ乗り入れ(阪奈生駒線の名称はこの頃から使いだした) |
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| 1990年3月 |
大阪市営地下鉄7号線の開通に伴い、路線再編。横堤バスターミナル発着系統を新設 |
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| 1991年3月 |
横堤バスターミナル発着系統を廃止、天満橋・京橋発着を減便し、原則として梅田発着に変更。朋来住宅・機械団地発着系統は廃止 |
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| 1995年 |
梅田〜近鉄奈良・生駒山上間直通を取りやめ。近鉄奈良発着は住道駅前からに短縮 |
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| 1997年7月18日 |
大阪駅北口へ乗り入れ(平日昼間)、天満橋発着を休止。 |
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| 1998年2月21日 |
奈良営業所廃止に伴い、生駒登山口以東を休止。奈良営業所運行便は廃止・ダイヤ変更 |
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| 2003年7月10日および9月1日 |
梅田停留所への高速バス発着に伴い、ダイヤ変更
(高速バスの発着時刻に交錯する便を時刻修正) |
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| 2006年4月6日 |
梅田〜産業大学間系統を廃止、梅田〜住道駅前間はJR住道発着に変更。大阪駅北口は休日1便のみに。 |
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| 2006年6月1日 |
谷川停留所を、深野南〜平野屋間に新設 |
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| 2007年4月1日 |
ダイヤ変更、減便。大阪駅北口は駅前工事の関係で休止 |
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| 2008年4月1日 |
ダイヤ変更、浜南口〜住道北口を免許維持路線化 |
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| 2009年4月22日 |
浜南口〜稲田車庫間を延伸。中茶屋、稲田車庫前停留所新設。ダイヤ変更 |
早朝の安田始発便は廃止 |
(最終更新:2009.4.25)
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