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近鉄バス百科 路線篇3(廃止路線・夜行高速バス)
宮崎特急線「あおしま」(大阪〜宮崎)
あべの橋−上本町−なんば=えびのIC−小林IC−都城北−宮崎(宮交シティ)
距離912.56km 所要11時間55分(宮崎行き)、12時間4分(大阪行き) 共同運行:宮崎交通
開設まもない頃の宮崎特急線 上本町BCにて 1989.12.26
●概要と歴史
新宿特急線に続き、1989年12月8日に運行を開始しました。
大阪〜宮崎は、既に航空や寝台特急も走っていましたが、高速バスブームに乗って開設されたものです。運行開始時には全国でもかなり長距離の路線となりました(当時のキロ数は936km)。
1994年に山陽道への載せ替えで、距離と所要時間の短縮、1996年3月にはOCAT(近鉄なんば西口)に乗り入れます。
しかし、他の路線に比べ、ビジネス利用が弱く、航空の値下げやフェリーの競合などで利用者が伸びず、1996年10月14日から運行日を多客期中心に改めました。しかし、毎日運行でないのは営業面でもあまりよい状況とはいえず、1999年3月28日の運行をもって全面運休となり、2000年5月23日に正式に廃止されています。
●運行ルート
あべの橋から谷町筋経由で上本町。千日前を経由してOCAT。そして阪神高速に。1号環状線・11号池田線を経て、中国池田ICから中国道〜山陽道〜中国道〜関門橋を通って九州自動車道に入ります。
九州道のえびのJCTで宮崎道へ分岐し、宮崎県内のえびのIC、小林IC、都城北に停車、南宮崎駅近くの宮交シティ・バスターミナルで終点となります。
なお、大阪行きは、大阪市内はOCAT→あべの→上本町の順に停車しました。
●車両とサービス
使用車両は、両者ともスーパーハイデッカー車を使用し、専用塗装の車両が用いられていました。近鉄は2907号車が専属、宮交は887号車。多客期運行になってからは、2907号車が防長交通に移籍したことから、各線共通塗装車が使われ、宮交887号車も一般観光塗装に改められて運行を続けていました。
●運賃
運賃は、大阪〜宮崎県内が片道おとな11,500円、こども5,750円 往復おとな20,500円、こども10,250円 でした。
距離の短い鹿児島特急線よりも運賃が安かったのがいけなかったのかもしれません(収支の上での話)。
●時刻表(1999年3月休止当時の時刻) *グリーンは乗車、イエローは降車専用
なお、運行日は12/20〜1/6、3/20〜4/6、4/23〜5/6、7/18〜9/1、9/12〜9/25、10/31〜11/9
最終運行期間は、1999.3.19〜28
宮崎ゆき
| あべの橋BS |
上本町BC |
なんばOCAT |
|
えびのIC |
小林IC |
都城北 |
宮交シティ |
| 20:20 |
20:37 |
20:52 |
→ |
翌6:54 |
7:07 |
7:28 |
8:01 |
大阪ゆき
| 宮交シティ |
都城北 |
小林IC |
えびのIC |
|
なんばOCAT |
あべの橋BS |
上本町BC |
| 19:40 |
20:13 |
20:34 |
20:47 |
→ |
翌6:48 |
7:09 |
7:26 |
●考察
宮崎の町の規模を考えれば、航空も船もあれば、少ないパイの取り合いになるのは仕方がなかったように思われます。特に宮崎空港のアクセスが鉄道の乗り入れで大きく改善されたのは痛手でした。たとえば、宮交シティからシーガイアまで路線を延ばすことも考えられたですが、それをしなかったのも残念でした。
思えば、この路線が2台以上で運行している姿はあまり見た記憶がありません(1回くらいだったか)。
復活を期待するにも、路線免許を返上(もっとも宮崎県内のえびのインター以遠だけだが)しており、京都延長では距離が長くなってしまうので、難しそうです。
(最終更新:2005.1.1)
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