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近鉄バス百科 路線篇3(廃止路線・夜行高速バス)

横浜特急線「ブルーライト」(大阪〜横浜)

大阪あべの橋−なんば−梅田−阪急茨木市−JR茨木−高槻−大山崎=横浜駅西口−横浜相鉄バスセンター
距離544.9km 所要7時間56分(横浜行き)、8時間05分(大阪行き) 共同運行:相模鉄道


2853号車「ブルーライト」

運行10周年を記念して登場したデザインバス。1998年12月から5年間運行した(現在は一般塗装に)
 2000.11 八尾営業所にて

●概要

 熊本、長崎と路線を広げてきた、近鉄高速バスですが、安定した利用が望める首都圏への進出を図りました。その第一号路線が横浜特急線です。1989年3月24日から運行開始、同時に横浜から大阪駅(梅田)への高速バス「ハーバーライト」(神奈川中央交通→湘南神奈交バスと西日本JRバス)も開業しています。どちらも、かつてのヒット曲に因んでいます。
 1990年には、横浜西口の相鉄バス操車所にバスセンターを開設、高速バス利用者にサービスを提供しています。
 大阪側では、1996年からなんばOCAT、1998年2月20日から茨木にも停車しています(このときに大阪行きの上本町停車をとりやめ)。また、12月には運行10周年を記念して、近鉄バスは98年暮れから公募によるオリジナルデザインのバスを導入。2003年11月まで運行していました(現在は他の高速車と同じデザインになっています)。
 2001年3月30日発車便より、大阪行きはUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)に乗り入れました。また、2002年8月1日からは名神高槻と名神大山崎にも停車するようになります。
 2003年10月31日のダイヤ変更からは上本町とUSJへの停車がなくなりました。2004年12月22日からは梅田に追加停車しています。
 しかし、共同運行の相模鉄道側の事情や、他路線との競合激化により2007年4月18日出発便をもって廃止、19日出発からは東京特急線「フライングライナー」を横浜経由にする事実上の統廃合を行い、カバーしています。
 近鉄バスの担当は当初布施営業所、のち八尾営業所でした。

●運行ルート

 大阪あべの橋なんばを経て阪神高速に。1号環状線・11号池田線を経て、名神高速にそのまま進みます。吹田ICで早くも名神を出て、阪急茨木市駅へ。さらに駅前通りを通って、JR茨木駅にも立ち寄ります。
 JR茨木を出ると、茨木ICから名神高速に復帰します。名神高槻名神大山崎にも停車し、名神を東進して、そのまま東名高速へ。途中3箇所で乗務員交代。翌朝、横浜町田ICで東名高速をおり、横浜新道、保土ヶ谷バイパスを経て、横浜駅西口に到着します。そして、その近くにある横浜相鉄バスセンターが終点になります。
 大阪行きは、なんばOCATを経てあべの橋。

●車両とサービス

 使用車両は、両者ともスーパーハイデッカー車を使用します。なお、全席禁煙です。
 車内には、お茶・コーヒー・ジュース類のセルフサービス、おしぼりもあります。トイレは中央右側に設置されています。他に毛布、スリッパもあります。

●予約と運賃

 予約は、乗車日の1ヶ月前から。
 近鉄バスセンター 06(6772)1631、または相鉄高速バス予約センター 045(319)2149 で承ります。
 また、J-BUSでのインターネット予約やコンビニ購入もできます(近鉄バス扱い分のみ)。このほか、近鉄バス営業所、横浜相鉄バスセンターの窓口や相鉄バスの営業所でも乗車券を発売します。
 運賃は以下の通りです。回数券は3ヶ月間有効です。バスセンター・営業所でお求め下さい。

乗車地 下車地 片道おとな 片道こども 往復おとな 往復こども 回数券(4枚つづり)
大阪・茨木から 横浜まで 8,230円 4,120円 14,800円 7,400円 29,600円
名神高槻 8,180円 4,090円 14,720円 7,360円
名神大山崎 8,010円 4,010円 14,420円 7,210円

●時刻表 2004年12月22日出発便から変更、2007年4月18日出発便までの最終ダイヤ
*グリーンは乗車、イエローは降車専用

横浜ゆき

あべの橋BS 22:05
なんばOCAT 22:18
梅田(地下鉄東梅田・日興ビル前)★ 22:35
阪急茨木市駅 23:16
JR茨木駅 23:24
名神高槻 23:35
名神大山崎 23:44
横浜駅西口 翌6:09
横浜相鉄BC 6:19

茨木・大阪ゆき

横浜相鉄BC 22:20
横浜駅西口 22:30
名神大山崎 翌5:10
名神高槻 5:19
JR茨木駅 5:30
阪急茨木市駅 5:38
梅田(地下鉄東梅田・日興ビル前)★ 6:04
なんばOCAT 6:19
あべの橋BS 6:40

考察

 横浜発着の路線は、運行開始当初から競合がありましたが、横浜での営業力の違いが大きいこと、大阪側のターミナルがマイナーだった(当初は上本町とあべの橋だけだった)ことなどがマイナス面ととられていたと感じられます。
 後には、横浜を経由する路線が他にも登場し(京急・阪急の「シャトー号」など)、苦戦を強いられることになりました。また、ツアーバスの台頭も当路線を追いやった一因といえるでしょう。路線バス類似行為であるツアーバスに関しては、一定の枠組みをそろそろ決めてもいいのかもしれません。真面目にやってると馬鹿を見るような感じすらします。

●路線の変遷

日付 内容 備考
1989年3月24日 運行開始
1990年10月19日 横浜相鉄バスセンター開設、乗り入れ開始
1996年3月20日 なんばOCAT経由に変更
1997年 名阪間を西名阪・名阪国道・東名阪・名古屋高速・名古屋市内一般道経由から名神経由に変更 名古屋市内一般道は名古屋IC〜吹上ランプ間
1998年2月20日 阪急・JR茨木経由に変更 大阪行きの上本町廃止
1998年12月 オリジナルデザインのバスを運行開始
2001年3月30日 USJへの乗り入れを開始
2002年8月1日 名神高槻、大山崎に停車開始  
2003年10月31日 上本町とUSJへの乗り入れを廃止
2004年12月22日 梅田に乗り入れ
2007年3月31日 相模鉄道の運行を廃止 近鉄バス単独で廃止日まで運行
2007年4月19日 廃止 東京特急線を横浜乗り入れ

(最終更新:2007.4.29)

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