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近鉄バス百科 路線篇3(廃止路線・貸切免許自治体バス)

四條畷市公共施設巡回バス
「くすのき号」「さつき号」


くすのき

緑風台=田原台九丁目西にて。京阪バスや奈良交通も乗り入れる地域(すがーん氏撮影)
この風景は2004年3月末をもって4年の歴史に幕を下ろした

●運行系統 京阪バスと共同 時刻表(楠公発)(田原台一丁目発)

*2004年3月31日まで。4月1日からは市コミュニティ路線に代替。
経路名 運  行  経  路
くすのき号(近鉄) 総合体育館−市役所−楠公(交番前)−市民総合センター−楠風荘−逢阪−田原台一丁目−グリーンホール田原−地区センター−田原台八丁目−緑風台
さつき号(京阪) 総合体育館−市役所−市民総合センター−忍ヶ丘駅−楠風荘−逢阪−田原台一丁目−グリーンホール田原−地区センター−田原台八丁目−緑風台

●概要

 2000年4月に四條畷市東部の田原台の交通不便を解消する目的で、開設されました。
 田原台は、地域的に奈良県生駒市に接しており、電車なども近鉄奈良線のほうが便利な場所です。しかし、四條畷市の公共施設や中心部へ向かうバスは、近鉄の田原台一丁目〜四条畷間の清滝線や京阪バスの忍ヶ丘・京阪大和田行きがあるものの、いずれも本数が少なく、清滝線は休日は田原台に入らないなど、かなり不便を強いられていました。このため、生活路線としても使える公共施設バスとして開設されました。
 ルートは2つあり、「くすのき号」が近鉄バス、さつき号は京阪バスの担当です。「くすのき号」「さつき号」は概ね同じ経路ですが、「くすのき号」が四条畷駅近くの楠公経由、「さつき号」が忍ヶ丘駅経由となっているのが相違点です。ただ、どちらも既存の路線バスと似た経路を走るのにも関わらず無料運行のため、既存路線の乗客が一部こちらに流れているという実態もあり、無料運行の是非を問う必要があり、その体制が見直され、2004年度からは有料のコミュニティバスへと転換。これにともない、「くすのき号」「さつき号」は廃止。並行する一般路線バス(清滝線や京阪バス48A/B経路)も一部整理され、コミュニティバスへ統合されています。
 なお、コミュニティバスは京阪バス1社の担当になったため、田原台地区からは近鉄バスが完全に消えてしまいました。
 担当は稲田営業所でした。

●運行ルート

 総合体育館を出ると、国道163号線(清滝街道)に入り、すぐに市役所。「くすのき号」はJR線を越えると右折して国道170号旧道から、四条畷駅近くの交番前にある楠公(なんこう)に停車、旧道を北上して市民総合センターに入ります。「さつき号」は、市役所から市民総合センターに直接向かい、さらに北上して忍ヶ丘駅に停車します。
 両系統とも国道163号線に戻り、清滝団地停留所に併設の楠風荘に停車します。楠風荘は老人福祉センターの名称です。ふたたび国道を走り、逢阪、そして田原台一丁目に。ここから田原台の住宅地を走り、一旦東へそれてグリーンホール田原(田原支所)を経由、ここでUターンして先ほどの道に戻ると南に折れ、地区センター田原台八丁目を通って、緑風台で終点になります。緑風台は、阪奈道路の生駒登山口から1.5kmほどの場所になります。

●車両

 この路線専用の小型車が使われました。9006号車で、ワンステップで車椅子での乗車が可能となっていました。廃止後は一般路線に移っています。

●運賃

 無料運行でした。

●ダイヤ

 各コースとも1日3.5往復ずつの運行です。くすのき号が田原台方面4便、総合体育館方面3便。さつき号は逆に田原台方面3便、総合体育館方面4便の運行でした。

●考察

 田原台の交通不便を解消する目的から、無料にとして開設されたものですが、本来一般の路線バスをルート修正したり、補助を出して活性化するなどのほうが正当な区間といえると思います。
 殆どが一般路線と並行しており、本来有料の区間を無料で走るため、一般路線の乗客を奪っている状況も作っており、距離が長いことを考えると、運賃を取り、赤字を補填する方式のほうが良かったといえます。

 そんな当サイトの意見が通ったとは思いませんが、2004年4月1日から、四條畷市が有料運行のコミュニティバスを運行することになりました。
 田原台地区と四条畷駅・忍ヶ丘駅を結ぶ東西連絡路線が登場。「くすのき号」「さつき号」を置き換えることになりました。運賃は200円均一となっています。
 これによって、並行する清滝線も200円となりましたが、同時に田原台への乗り入れは中止されています。
 有料化は結構なことですが、距離を考えれば200円均一では財政負担はそれなりに覚悟しておく必要がありそうです。本来は一般路線の充実があってしかるべきだったのですが。

(最終更新:2005.1.1)

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